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緑肥(ハルミドリ)

    今年の天候で気が付いたことは、圃場の中で蒸し暑い場所が何カ所あり、病気が発生し易いことが分かりました。

    改善策として、水捌けのための暗渠作り、耕盤打破を期待して緑肥を散布することにしました。

    緑肥として利用される主な作物の種類として、イネ科、マメ科、キク科、アブラナ科があります。

    栽培品種(作物)、地域によって緑肥を使いわけるのですが、農協にお任せで発注をしたら、ライ麦(ハルミドリ)が届きました。

    目次

    ハルミドリ(ライ麦)の特徴と効果

    ■特徴
    ・耐寒、耐雪性に優れ、雪腐病に強い極早生種です。
    ・根群が深く入り硬盤破砕、健全生育、果実品質が向上、落葉果樹地帯に推奨です。
    ・果樹園草生栽培、野菜の連作障害回避、冬〜春期の風塵防止対策に有効です。

    ■ハルミドリの効果
    ・冬〜春期は緑の絨毯で雑草を抑制、地域の景観形成が良好。
    ・稲ワラ代用で、自園自給で多量の乾物有機質を確保。
    ・茎葉、根群共に乾物生産量が多く、有機物補給で堆肥不足を解消します。
    ・細根は70〜80cmに達し、硬盤を破砕します。
    ・過剰な養分を吸収、深層施肥効果と葉の伸びを調節。

    播種

    以前に11月に散布したときは発芽率が悪かったので、ライ麦を散布している仲間に散播時期を聞くと「10月中に散布すると発芽率が良いよ」ということで、今回は10月に散布することにしました。

    7反歩、70kg(10kg/10a)を散布するとなると、約半日かかりました。

    トラクターで覆土、ローラーで鎮圧はしていません。

    すき込みは、雨よけ設置直前の4月下旬に乗用モアで細断する予定。

    手撒きだと時間がかかり、ムラがでるので散粒機での散布がおすすめ。

    oplus_34

    ハルミドリの種が大きいので、散布量調整レバー最大。

    ハンドルの回転数で散布量がきまるのだが、1年に1回しか使わないので散布量が安定しない。

    取扱説明書には毎分70回転~80回転とあるが・・・

    oplus_34

    散布して4日後の様子。ただし、雨が1日降っています。

    さらに2日後(散布6日後)の様子。

    順調に成長しています。

    散布後に雨が降ってくれたこと、新月の前に散布することができたことが、良かったのかなと思います。

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