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お礼肥 と 元肥

    ぶどうの収穫期が後半になると、お礼肥えをするタイミングを見計らいながら、収穫しています。

    果樹施肥基準のお礼肥、元肥の散布時期を見ると、お礼肥が10月、元肥が10月、11月とあります。

    違いはなんだろうと思い、調べてみました。

    目次

    お礼肥

    お礼肥の目的は、果実を実らせるために消費した体力(養分)を回復させるためです。

    体力を回復さ、来春の芽吹きや成長に必要な貯蔵養分を蓄えるためです。

    落葉直前の葉が青々しているときに、すばやく新梢に養分がいくような肥料を撒くことが大事かなと思います。

    肥料は何が良い?

    お礼肥えに適した肥料は、すばやく溶ける窒素成分が主体の肥料です。

    ぶどうで代表的な肥料は、硫安です。

    追肥用の肥料であれば良いと思います。

    あげすぎると遅伸びをしてしまい、かえって樹体養分を使ってしまいます。

    私の目安は、1本あたり片手4回、約240ℊです。

    元肥(寒肥)

    元肥は、植物の苗や苗木を植え付けるときなどに事前に与える肥料のこと。

    寒肥は、庭木や果樹の休眠期である冬期にあたえる肥料のこと。

    ただ、寒肥とはほぼ言わず、元肥と言われています。

    樹に肥料を吸わせるというよりも、土に養分を蓄えさせることが目的と考えます。

    樹が肥料(養分)を必要としたときに、いつでも吸収できる状態にしておくことです。

    そのために必要なことは、圃場内に腐植酸が一定以上あることです。

    腐食酸は毎年少しずつ減っていきます。その腐植酸を補う方法として、代表的なものが堆肥です。

    堆肥に含まれる腐植酸の含有量は1%~2%なので、1反歩あらり1tが目安です。

    ただし、撒くのが大変なので他の方法で代用しています。

    私が使用している肥料は、農協が奨めている総合肥料(味美人3号)、サンライム、追肥グリーン2号、フショペレの4種類です。

    腐食酸

    腐植酸とは、動植物の遺体が土に埋もれ、土壌中の微生物の働きによって分解変化して形成された有機性物質(腐植物質)の総称。

    腐植酸は一般的に、「フルボ酸」、「フミン酸」のことを言いい、他にも「フューミン」もあります。

    フミン酸

    アルカリに溶けて、酸にとけないもの。

    酸性土壌では、効果が現れるまでに時間がかかる。

    フルボ酸より分子サイズが大きいため、植物への吸収がフルボ酸ほど早くはない。

    ミネラルをゆっくりと供給する働きがある。

    フルボ酸

    アルカリにも酸にも溶けるもの。

    水に溶けやすく、土壌や植物体内で速やかに移動でき、土壌のPHに関係なく素早く効果を発揮できる。

    ミネラルのキレート効果が高く、植物へのミネラルの供給を促進する。

    フューミン

    アルカリにも酸にも溶けないもの

    土壌中で長く安定して存在する。

    土壌の物理性の改善に効果がある。

    まとめ

    目的は違えどお礼肥え、元肥ともに休眠期にかけて肥料をまきます。

    元肥の肥料成分量から、お礼肥えで撒いた肥料成分量を引いたものを、元肥として撒くこと。

    くれぐれも窒素のあげすぎに注意です。

    圃場全体に肥料を散布するには、背負い式肥料散布機が便利です。

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