果樹の場合、根が広範囲に広がり、ある程度土壌深く張るので土壌診断は必要がないと考えています。
ただ、転用しこれから苗木を植える圃場では、苗木を植える場所の土壌診断をします。
それよりも、下草の種類からおおよその判断をすれば充分かと思います。
肥料
国や県の指針だと、必要な肥料成分のみの表記なため、農協が発行している資料が良いと思います。
農協で取り扱っている肥料で作成され、散布量も書かれているためです。
私が使用する肥料等は下記のとおり
太字を毎年散布
元肥
味美人3号(松本ハイランド配合肥料):窒素、リン酸、カリ


サンライム(カキ殻石灰):アルカリ分、微量要素他

土壌改良剤
フショペレ:腐食酸約48%、堆肥の代わり
キッポ(土壌理化学性改良液肥):土壌を団粒化しながら液肥の施用できます。
お礼肥え、芽だし肥
追肥グリーン2号:硝酸性窒素を多く含む速効性の追肥
硫安:ぶどうは硝酸態窒素を好む
緑肥
ハルミドリ(ライ麦):堆肥(有機物)と土壌改良(根張り)を兼ねて
肥料散布量
各々の期間で作成している10aあたりの散布量が掛かれていますが、実際に栽培している果樹の収穫量は少ないため、記載されている散布量より少なくします。
どの程度かは、花の勢い、ぶどうの房の感じがから推測します。
圃場の形状で若干違いますが、7割程度で散布しています。
また、元肥、お礼肥え、芽だし肥の割合は、7(落葉後):2(10月中):1(発芽直前)目安です。
ただし、有核巨峰には芽だし肥を散布しません。
肥料を撒く場所
肥料を撒くとくには、根の位置を気にしながらおこないます。
ぶどうの根は、主に2m~4mの間に7割あります。
そこで、根が多い部分を中心に肥料を撒きまが、傾斜地では上側に7割撒きます。
水が無いと根に肥料が届きません。雨模様の前日、散水前など、肥料を利かせたい時期に根に肥料が届くように巻くようにします。
その他
一度撒いた肥料は、回収できません。
さらに、窒素は特別な肥料であり、気体で存在します。
他の物質は、個体で存在することが大きな違いです。
個体で存在しないため、体内に取り込みにくい窒素を、好んで取り込みます。
4倍体ぶどうの巨峰は肥料を吸収しやすく、徒長し易いぶどうです。
しかも、ぶどうの根は地上15cm~20cm程度のところにあり、蔓性の植物であるため肥料が効きやすいです。
指定散布量の半分から始め、徐々に増やしつつ、ぶどうの花、房の様子で適量を見極めていくのが良いと思います。